2011年4月9日土曜日

男のレザークラフトとは?

小学校、中学校と家庭科で5を取っていた、自称裁縫が得意な私としてはレザークラフトなんかもやってみたりするわけです。何を隠そう、ここ最近は女の子でも持たないと思われる裁縫セットも持ち歩いてたりしてます(笑)。主に会社の作業着の袖口のベルクロが無様にはがれてきたところなんかを縫うのに使ったりするのですが、今回はレザークラフトなので関係ありません。関係ないとはいえ、大の男が会社で袖口をチクチクやっているのを想像すると、ちょっと哀れな感じがしないでもないですが・・・(^^;)。

で、いろいろ道具を物色した結果、こんなものを単品で買ってみました。
これらを選択するまでの思考の推移をだらだらと書きつづるのもまた面白いんですが、今回はやめておきます。ちなみにこの中で使った道具は菱切り、コバぬり塗 料、菱目打ち、ゴム板、糸(MOCHITE)、革用手縫い針です。厳選(笑)して買っただけあって打率3割は超えています。いや、こういうのって買っても 一度も使わないものって結構あったりするんですよね。この中ではコバ塗り塗料の予備蓋が使わないモノの本命でしょう(笑)。

あ、そうそう、写真右上の手縫い機も使いました。これはアメリカ出張中に手に入れたものです。長期出張だったのでAmazon.comを使ってホテル指定で配達です。

・・・

さて、ことの始まりはKindle3のケースが使いにくいので改造したいと思ったことにあります。改造する前の写真がこちら。
買ってからわかったんですが、このケースってカーソル右が使いにくいんです。右ボタンを押すときに親指の腹が革の厚さにじゃまされてボタンが押しにくくていらいらします。

改造した写真がこちら。
画面右上のカーソルキーの右側(写真では上側)を切りとってみました。おかげでカーソルの右が非常に使いやすくなりました。確かに製品として作ると若干工数が上がる気もしますが、最初からこういう形状になっていれば最高だったのに・・・。

作り方は簡単です。まず改造前の写真のように直線になっている革をカーソル部分が使いやすいように切り取ります・・・。

・・・と、簡単に書きましたが、意外と革を裁断するのは難しいです。特にすでに加工されていて製品の形状をしていればなおさらです。私は裁断に超音波カッターを使いました(笑)。簡単とさらりと言ってのけたのに、インチキアイテム(便利道具)が早速登場です。自分も改造しようと思っても、ここですでについてこられなくなる人が続出ですね(^^;)。超音波カッターってお高いんです(^^;)。まあ、このアイテムだけで一つの記事が書けるんですが、今回はさらりと流します。

で、切断が終われば次に切断面に沿って菱目打ちで穴を開けます。事前にインターネットで情報を収集しているときに、この穴が不規則に並ぶと見た目にかっこわるいできになるのがわかっていたので、きっちり定規を使って下書きをしたところまではよかったんですが、黒のマジックで下書きをしてしまったため該当部分をアップすると結局かっこ悪くなっています(笑)。アップに耐えられないほど汚いです(^^;)。また、このときにはまだいろいろな糸を持っていなかったため、手縫い機についていた糸を使いました。

この状態で普通の針を使って縫うのは難しいので 曲がり手縫い針という針も買ってみたのですが、意外に太いので使わず、ここでは手縫い機を使いました。手縫い機はミシンの縫い方で縫うための機械です。実は単にミシン針に持ち手をつけただけの構造なんですけどね(笑)。

手縫い機で上面からブスッと針を刺して、下面で糸を通します。簡単そうに思えますが意外に面倒です。特に糸を締め付けるときに裏糸との張力のバランスが難しい。表糸と裏糸が絡まっている部分が革の中にくるようにして縫って行きたいところですが、完成してみると多くの場所でそうなっていませんでした(^^;)。

ちなみに今回初めてミシンがどういう仕組みで縫っているかというのを知りました。 ミシンすごい!それに一ヶ所糸がほつれたらミシン縫いはどんどんほつれていくことも理論的に理解しました。

で縫えたら次は革の切断面を処理します。ここで使うのがコバ塗り塗料です。乾くとゴムみたいな感触になります。黒しか買わなかったのでそれを塗ったら、下書きの黒マジックとの相乗効果でさらに汚く見えるようになりました(笑)。まあ実用的には問題ないのでよしとします。

見た目はあれですが、使い心地は非常によくなりました。

・・・

とここで満足していたら、革好きな私が購入したHybrid Zero3の革ケースの留め金が短くて閉まらないことが判明! 仕方がないので店に交換を依頼したらやってきた新しい革ケースも同じ症状でした。最初は交換したことにして同じ物をおくりやがったな!と思ったぐらいです。しかし、店に症状を説明するメールを書いたときに取った写真と比べてみると、微妙に縫い目の位置が違う(^^;)。ということで、この製品はそういう傾向であると判断しました。

店に送った写真がこれです。
写真では見にくいですが、手でぎゅっと押さえつけながらベロを倒しているのに、下のホックと上のホックが半分以上ずれています(^^;)。ありえない(笑)。で、次に送られてきたのはなんだかむりやり引っ張ってのばした感じがする新しいやつでした・・・。いろんなところに折り目も付いてるし・・・。しかも本体側についているホックが無理やり引っ張られて傾いている・・・。これなら前の方がよかったと実際思ったくらいです。

が、確かに多少はホックが閉まりやすくなっている。無理矢理引っ張った感じがしますが(^^;)。うーん・・・。

そこでどうせ傷物(^^;)なら自分で納得いくように改造しよう!
幸いにも革用の裁縫セットも今ならあるし!

ということで、ホックがついてるベロの部分を縫いつけてある糸を切断してベロをはずします。これはおそらく手縫いであるわけがないので理論上は簡単にはずせるはずです。

ベロが縫われている部分の糸を切って、無事ベロをはずして少し長めに取り付けた写真がこれです。改造途中の写真も撮っておけば良かったと思ったときには後の祭りです。
ベロを引き出した分、最初に縫われていたところに穴が開いていたので飾りとして試しに縫ってみました。 うーんいまいち(笑)。しかし、本体側の方はなかなかうまく縫えたと思います。ほつれを防ぐために糸を切っていない部分も含めて長めに縫ってあります。よく見ないと、新たに縫い直したようには見えません。完成品を反対側からみた画像はこちら。
 なかなかいい感じに仕上がりました。ちなみにベロを引き出す量が多すぎて今度は止めている部分に余裕がありすぎて、ふたの部分が多少ぶらぶらします。

なかなかうまくいかないものですね(^^;)。次回はきっと今回よりうまくできると思いますが、別の製品でベロを長くする加工をもう一度やることになることはほとんどゼロに近いような気がします(笑)。

今回書いた内容で制作記事を細かく書いたらものすごい行になりそうなので、ざっと飛ばして書いてみましたが面白いところは制作過程にあるんですよね、きっと。次回は制作過程もかけるようにしたいなあ。

最後になりましたが、今回の本題です。レザークラフトをググって見ると、男性の趣味としても確立していることがわかったのですが、タイトルにもある男のレザークラフトの「男の」っていう修飾語はどうよ?って感じがしました。

Googleの検索ボックスにはその後に何が続くか推測した検索語が出てくるのは広く知られていることですが、「男の」と入れて次に何がくるかを調べてみました。

「男の厄年」、うん、厄年はやっぱり気になるよな。私の厄年は何とか終わったけどやっぱり気になったし、
「男の料理」、料理人って男性が多いですよね。一般人でも趣味にしている人は一杯いそうです。
「男の隠れ家」、隠れ家。隠れ家欲しいなあ。もっとも私にとっての隠れ家はこの家のとても写真では見せられない状態のこの部屋ですね。モノであふれてます(笑)。
「男の台所」、まあ料理関連ですよね。台所といえば私は包丁研ぎなんかも趣味の一つです。ちなみに料理はやりません。
「男の心理」、男の心理・・・。誰が検索するんだろう。やっぱり女性かな? 少なくとも私は検索しなさそうな言葉です(笑)。

「男のエクレア」

え?  男のエクレア? いや確かに私も甘い物は好きですが男のエクレアって、そんな言葉で検索する人が一杯いるの!? ほかにも洋菓子はいっぱいあるのにあえてエクレア。・・・世の中は奥が深いです。ということで、あなたの「男の???」といえばなんですか?

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