2012年1月7日土曜日

プラリペアとは?

プラリペアといえば泣く子も黙るという、割れたプラスチックを補修するあれです。


プラスチック製品って基本的に折れたら終わりみたいなところがありますよね。普通はプラスチック部品が欠けたり折れたりしたらその部品をまるごと交換するか、製品をまるごと買い換えるしかないわけですが、これを使うと、なんと補修ができてしまうわけです。

このプラリペアの補修方法もやり出すといろいろ奥が深いのですが、今回はそんな話ではありません。ちなみに私はプラリペアの補修用にグラスファイバーシートなんかも持ってたりしますが、これを室内で切ったりするとチクチクします(笑)。FRPっぽくして強度を上げるために使いますがこちらの話もまたの機会に。

さて、今回はプラリペアはプラリペアでも類似品の話です。

実はこのプラリペアって非常に高いんですよね。 アマゾンでPK-80を検索してみると・・・、5460円! 高いーっ!

付属しているのは粉が30g、溶剤が50ml、型どり君と小瓶と針です。もっとも付属品は使いやすさに直結する大事な要素なので、付属品だけは本物を使いたいところです。



で、今回ご用意する類似品はこれ。


スカルプチュアで使われるアクリルパウダーとアクリルリキッドです。ちなみにこれ、100円ショップで売られています。従ってこれだけで210円です。気になる容量は粉が4.4g、溶剤が10mlです。

ってことは、PK-80に付属するレベルにすると、

粉が、30g/4.4g=6.8倍、6.8×105円=714円
溶剤が、50ml/10ml=5倍、5×105円=525円

他の付属品が1000円だと仮定しても、

5460円-1000円-714円-525円=3221円 お得!

ってことになりますね。

・・・うさんくさいーっ(笑)。計算がうさんくさいっ(笑)。

まあどっちにしろ、ちょっと試してみるには最適なのは間違いありません。なんせ210円で基本材料は手に入るんですから。(でも本物に付属している付属品が結構使いやすいんですけど(^^;)。)

もっとも値段が安いのはいいことですが、大事なのはそこではないですよね。このプラリペアはプラスチックを修理するものですから、修理後の強度とかに差があったら使い物になりません。

ということで実際に使ってみました。

今回用意したのはこの製品。


100円ショップセリアで買ったボリューム付き延長ケーブルです。

このボリューム付きケーブルは100円ショップでずっと探していたもので、ボリューム素子が高いのかどうかわかりませんが、なかなか見つかりませんでした。イヤホン、マイクロホンはたくさんの種類が販売されているのに、ボリューム付きって言うのはないんですよね。

で、実はこの製品、問題を抱えています。

なんとイヤホンのプラグを数十回抜き差しすると、接触が悪くなり使い物にならなくなります! さすが100円ショップ!

原因はこれ。


中に入っているコネクタの端子の破損です。手前にあるのが割れた筐体。コネクタ中央の銀色の金属端子がはずれてしまって、接触不良を起こしているわけです。

こうなったら通常は元に戻せません。・・・、いや、プラリペアがなくても割れた部分を瞬間接着剤で付ければ治りそう(笑)。もしくはプラモデル用の接着剤でもなんとかなるかも・・・。

まあ割れた部分がそのまま残っていて、強度がそれほど要求されていなければこういう場合でも何とかなるんですが、破損部分がなくなっていたら難しい局面です。それにプラリペアの場合には接着時間が短いことが利点ですね。瞬間接着剤にはかないませんけど(^^;)。

ということでプラリペアの登場です。(今回は100円ショップのスカルプチュアですが(^^;)。)


盛ってみました。時間の都合で盛るまでの過程は省きます。プラリペアの補修方法としては結構重要なところなんですが(笑)。ちなみに最初の写真ではクリアとなっていますが、実際にはホワイトを使っています。ですから固まっても白いです。

で、組み込んだ写真がこちら。


コネクタを支えている筐体内部の右側下部の突起部分がプラリペアモドキと干渉していたので、盛りすぎたプラリペアモドキをカッターで削りました。感触はプラスチックそのものです。削っている最中もプラリペアモドキがコネクタの筐体からはがれることはありませんでしたので、ばっちりくっついているようです。瞬間接着剤だと接着剤がぽろりととれたりしますよね(^^;)。

ということで、とりあえず使えるかも! 粉が本物のプラリペアよりも細かいので多少使いにくい感じがしますが、何とかなりそうな気がします。(本当は顕微鏡写真を載せようと思っていましたが、面倒なのでやめました(笑)。)ちなみに今回買った製品群です。


送料無料にするため3000円分買いました(爆)。当然ながらこの写真がすべてではありません。買ったものの中には溶剤の他にもプライマー、リムーバー、ブラシクリーナーなんかもあります。とりあえず全種類の写真です。この写真に写っているのが全部で10個、1050円分ですから量的にはこれの3倍です(^^;)。

だって近所の100円ショップに置いてないんだもん(笑)。

ちなみに100円ショップに行くと、コスメコーナーを物色するあやしいおじさんになってます。筆とかもすごい使いやすそうなんですよね。

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